消費税増税反対について、景気が良くなるメカニズムと悪くなるメカニズム①
消費税に関する景気の上昇下降に関する簡単なメカニズム。
久々に買ったカントリーマアムの大きさがビックリするほど小さかったので書いてみることにする。
消費税増税すると税収入が減る。
増税するのに税収入が減る。おかしな話のように聞こえるがこれは経済学的にも現実的にも正しい。
何しろ、日本は3度も消費税を増税し、その度に税収入(消費税収入ではない)を減らしているのだから。
自分がよく読むサイトのリンクは以下
消費税と税収の関係をグラフ化してみる(最新) - ガベージニュース
ご都合主義的な解説と言われればそれまでになってしまうので簡単な流れを以下に書きます。
多分、色々なサイトで消費税の増税は経済学上はインフレ抑制策だとかいう解説を見たことがある人も多いのではないかと思います。
インフレというのは・・・
①好景気でみんながお金持ちになって、物の数は限られているのに欲しい人がいっぱいいる時に起こる。この場合、売る人間にとってはどんなに高くしても買ってくれる人がいるからです。
②不景気の場合、国が借金の返済等で金が足りない時にお金を刷りまくって、借金を一気に返済すると市場にお金が余って、物の数は足りなくても、みんなお金持ってるから一番高い金額で売るしかなくなってしまう。そうしないと売ってる側も物が買えなくなってしまうので。
主にこの2点で起こることが多い。日本は戦後はバブル経済あたりは①が当てはまり、平成元年の金丸内閣時の消費税増税につながるのです。
この時点では、あくまでバブルやインフレ対策として真っ当な政策導入でした。
消費税を増税すると・・・
①すべての物価が強制的に数%上がる
↓
②給料は変動しない
↓
③買えるものが少なくなる、もしくは貯金等を減らさなければならない。
↓
④これは全業界に波及するので、この数%分の売上が減ることになる。
↓
⑤売り上げが減れば、当然、利益も減る。
↓
⑥利益が減れば、給料もしくはボーナス等の減少につながる。
↓
⑦また、買えるものが減り、減益、給料減。
という負のスパイラルが続くのです。
これが、なぜバブルやインフレに効くかというと過熱し、驚異的に上がった給料やボーナスを⑤の減らす効果により、市場に水を差すことが出来るからです。
カントリーマアムの話は次にします。